二重整形は、どんな施術方法であれ、失敗のリスクは0%ではありません。痛みや違和感などの後遺症だけでなく、出来上がりが理想と違っていた場合も施術を受けた方にとっては失敗と感じます。そこで、今回は、二重整形の失敗例や失敗しないためのポイントについてご紹介します。
二重整形で失敗する理由
二重整形に失敗する理由で多いのは、医師の技量不足によるものです。二重整形は、位置のズレや施術の処理が甘いと、出来上がりに左右差や不自然さが出たり、すぐに二重が取れたりする場合があります。二重整形はほとんどのクリニックでおこなわれている施術ですが、医師の経験や腕によって仕上がりは大きく変わります。失敗リスクを下げるには、二重整形の経験が多いクリニックや医師を選ぶことが大切です。
また、医師とのコミュニケーションが不足している場合も、医師の仕上がりイメージと自分の仕上がりイメージに違いが生じ、失敗したと感じてしまいます。事前のカウンセリングで二重の位置を決める際に、正しく意見を伝えることが必要で、医師の対応が不誠実な場合や、こちらの希望が伝わらないと感じた場合は、他のクリニックを受診した方が良いでしょう。
さらに、二重整形の施術前・施術後における注意事項を守らない場合には失敗する可能性があるでしょう。たとえば、施術後すぐにまぶたを擦ったりかいたりして刺激を与えることは、埋没法の場合は埋め込んだ糸がゆるんで取れることがあり、切開法の場合も傷口が開いてしまう可能性があるので、禁止されています。
また、ダウンタイム中は紫外線を浴びることや、飲酒・喫煙、血行を良くする行動も禁止されています。これらは内出血や腫れの症状を悪化させ、感染症のリスクを高めることにもつながるので、できるだけ控えましょう。その他にもクリニックから言われた禁止事項は絶対に守らなければなりません。
失敗しないためのポイント
二重整形で失敗しないためのポイントは4つあります。
1つ目は、経験豊富で共感力の高く話しやすい医師を選ぶことです。
しっかり希望を聞いて、できるだけ同じイメージを持とうする姿勢があり、患者に寄り添い共感できる医師を選び、完成形のイメージのすり合わせをきちんと行いましょう。また、二重のデザインも先生によって特徴があるので、ブログやホームページに自分が好みな写真を多く載せている医師を選ぶと、理想の二重まぶたに近づけられるでしょう。
2つ目は、希望の二重画像を用意してカウンセリングへ行くことです。
理想のイメージを医師に伝えるため、症例写真だけでなく、なりたい二重の芸能人などの写真を持っていくのも良いでしょう。また、施術後に傷跡を全く残さないことは難しいので、症例写真を見て、どれくらいであれば自分の許容範囲なのかも伝えておくと良いでしょう。
3つ目は、現実離れした理想を持つことは避けることです。
理想はあると思いますが、もともとの目の形やラインが理想とかけ離れているといくら二重整形を行っても全く同じようにはなりません。また、二重の幅を過度な広さにすると、見た目が不自然になるリスクもあります。過度な理想や極端なデザインを希望することは、二重整形が成功であっても、不満要因になるので、医師の意見も取り入れて、自分に合った二重を目指しましょう。
4つ目は、ダウンタイムを考慮して手術日を決めることです。
ダウンタイム中は、糸のゆるみや傷口の開きを引き起こすため、目をこすったりかいたりしてはいけません。そのため、目元をしっかり休められるかどうかを考慮しましょう。
5つ目は、セカンドオピニオン・再手術など失敗した場合の対処を調査しておくことです。
クリニックによっては二重が取れてしまった場合や感染症の症状が出てしまった場合に、無料で再手術や診察をしてくれるプランがあるので、施術前にプラン内容についてもよく確認しておきましょう。
まとめ
二重整形の失敗率は10%以下と低い確率ですが、二重整形を受ける際には、失敗する可能性が少なからずあることを理解しておきましょう。そして、失敗のリスクを下げるための対処を事前に行うことが大事です。